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30歳の大同窓会!「ふくしま0次会 2019」を開催。

2020年02月07日

2019年12月29日、福島県に住んだことがある20代後半から30代の方々を対象にした大同窓会「ふくしま0次会 2019」が、郡山市のホテル「郡山ビューホテルアネックス」で催された。県内や首都圏を中心に約270名の「同窓生」が集い、地元グルメや県産の日本酒を堪能したほか、クイズ大会等のイベントも開催され、終始、歓声や笑いの絶えないイベントとなった。

「ふくしま0次会」は、福島の新時代を若い力で切り開くためのUIターンを目的とし、懐かしい仲間との再会や、新たな出会いの場として2018年に初開催(主催:福島県)。県内だけではなく、首都圏に住む社会人でも気軽に参加できるよう、東京駅~郡山駅間を結ぶシャトルバスを無料で運行。イベント自体を「0次会」と位置づけ、17時に終了した後は、いつもの仲間や新しい友人とそのまま飲みに行ってもらいたいとの期待が込められている。会場には、内堀雅雄福島県知事も訪れ、「福島県を『被災の地』から『復興の地』へと変えていきたい。転んでも立ち上がり、前に進む想いを共有してほしい」と挨拶。来場者と笑顔で懇親した。

令和最初の年末に開催した今回、いわき市でオリジナルのスパイスにこだわる移動販売式カレー屋「TEA to EAT」などの浜・中・会津の話題の飲食店が特別出店。全国新酒鑑評会 金賞受賞蔵の日本酒飲み比べコーナーもあり、地元の味を満喫することができた。また、イベントMCには、福島FMのパーソナリティ・藤原カズヒロさんを迎え、福島県に関するマニアックなクイズ大会や、特産品などの豪華賞品が当たる抽選会などが催され、大きな盛り上がりを見せた。

クイズ大会では、浜・中・会津の地域ごとにチームを組んで、仲間と相談しながら回答

UIターン希望者への情報も充実。イベント会場横には、各市町村の移住定住に関する情報が集結し、移住相談コーナーには担当者に熱心に質問、相談する参加者の姿が見られた。東京都から参加した男性は、「いずれは地元である福島県にUターンすることを考えています。0次会のような信頼できる情報を得ることができる場は貴重だと思う」と充実した表情を見せた。

「福島の日本酒」について移住者が語り尽くすトークライブも参加者の関心を引いていた。登壇したのは、元NHK報道記者で、現在は福島県に移住して地域の魅力を伝えている染谷亜紗子さんと、福島の食に関するサービスを運営する(株)エフライフ代表取締役・小笠原隼人さん。それぞれに、日本酒の知られざる一面を伝え、その魅力を語り合っていた。

左から、MCの藤原カズヒロさん、染谷亜紗子さん、小笠原隼人さん

スペシャルゲストとして登場したのは、シンガーソングライターの川嶋あいさん。参加者世代が学生時代、青春時代に聴いていた名曲「明日への扉」を生演奏。同世代だからこそ共有できる、素敵な時間を演出した。

川嶋あいさん。会場全体が聴き入った「明日への扉」を演奏

笑いあり、感動ありの「ふくしま0次会 2019」。参加者からは、「今年は昨年以上に同郷の繋がりを感じることができた。共通の話題も多く、新しい出会いが生まれやすいこのイベントは毎年参加したい」との声があがった。

福島県に在住する人も、現在は他県で暮らす人も、年末の帰省時に地元の魅力に触れ、同郷・同世代との出会いをもたらす「ふくしま0次会」に、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。