もしもは突然起こる
命の重さが分かった
防災の本当の意味が分かった
忘れないためにできることがあった

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福島の震災・原子力災害学習から生まれた、中学生の「気づき」と学習成果を発信します。

なぜ、福島で学ぶのか。

2011年3月11日

福島は、地震と津波に加え、原子力災害という
前例のない“複合災害”に直面しました。

その影響は、災害の瞬間だけでなく、
長期避難、地域の分断、風評被害など、
社会のあり方にまで及びました。

この学びは、展示見学・語り部講話・フィールドワークを通して、複合災害の現実と「その後」を考える実践型プログラムです。

福島の学びは、
 「これから」を考える学びです。
それは、全国の学校にとって参考となる学びの実践です。

東日本大震災・原子力災害伝承館

本ページで紹介する学習事例校

(学校名をクリックすると、
各校の記事・動画ページへ移動します。)

記事編

行動への一歩

郡山市立逢瀬中学校 1年生
学習プログラム
1日の流れ
10:00
伝承館 展示見学
12:30
昼食
13:30
伝承館 語り部講話

01|Purpose ―学びの出発点は「なぜ知るのか」―

教員インタビュー
今の1年生は震災を経験していない世代であり、震災当時の被害や被災された方々の苦労、そして今も続く復興の現状や風評被害の実態を、展示や資料、被災地ならではの写真や語り部の解説を通して理解し、次の世代に伝えていけるよう学びを深めてほしいと考えています。そのために事前学習ではタブレットを使って被害の様子や復興の状況を調べ、今後は短い導入映像や伝承館の教材なども活用しながら、学んだことを文化祭で班ごとに発表する予定です。

02|Discovery ―見て、驚き、考える―

男子生徒インタビュー
原子力発電所の模型を見て想像以上に水が入り込んでいたことに驚き、避難した人たちが数日で帰れると思っていたという話から、当時は誰も原発事故を想像していなかったのだと感じました。何度も避難を繰り返し、今も戻れない人が多いことを家族に伝えたいと思い、水道が止まっても井戸の水を使えたことや、オムツが買えず困ったという家族の話を思い出しました。もし自分が同じ状況に遭ったら、焦らずに家族の安全を確認して行動したいと感じました。

03|Empathy ―心で受けとめる力―

女子生徒インタビュー
事実ではない噂によって人間関係が壊れてしまうことの辛さを感じ、体育館の曲がった鉄骨を見て、普段自分たちが使っている場所があのようになることへの恐怖を覚えました。語り部さんの話には初めて聞くことが多く、逃げられない細い道で長く列をなしていた人々の写真が特に心に残りました。“すぐ帰れる”と思って油断してはいけないと感じ、今回の学びをきっかけに家族と避難について話し合いたいと思いました。学校以外で震災の話を聞く機会は少なかったけれど、今を生きる私たちも真剣に考えなければならないことだと感じました。

04|Realization ―映像ではなく、現実として知る―

請戸小学校 見学後の生徒の声
男子生徒インタビュー
屋根から電線のようなものが落ちていて倒れてくる危険を感じ、実際に見ると一階全体が水びたしで錆びており、想像以上の被害に驚き、自分がその場にいたら冷静でいられず焦っていたと思いました。
女子生徒インタビュー
テレビでは見たことがあったけれど、実際に来てみると身近で起きた出来事だと実感し、教室の天井がえぐれ床がめくれている様子に強い衝撃を受け、自分の立場でこのようなことが起きたら怖いという気持ちが一番大きいと感じました。

05|Connection ―記憶をつなぎ、未来へ伝える―

それぞれが感じた、行動への一歩
男子生徒インタビュー
実際に見て、聞いて、想像していたよりも被害が大きいことを知りました。
災害のときこそ、焦らずに落ち着いて行動すること、 そして家族の安全を確かめることが一番大切だと思いました。
女子生徒インタビュー
展示や語り部さんの話を通して、災害のこわさや人の想いを感じました。
知らなかったことを学んだからこそ、これからは家族や周りの人にも伝えていきたいと思います。
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命の重さが分かった

福島市立吾妻中学校 1年生
学習プログラム
1日の流れ
10:00
伝承館 展示見学
12:30
昼食
13:30
伝承館 語り部講話
教員インタビュー

01|Awareness ―気づきが学びの始まりー

事前学習は4月頃から始め、過去の教材を引き継ぎつつ、今年度は新たな構成で進めることにしました。 東日本大震災で福島県にはどのような災害(地震・津波・原子力災害)があったのか、また吾妻山の近くに暮らす私たちにはどんなリスクがあるのか――そうした身近な例を通じて、生徒たちが「他人ごと」ではなく「自分ごと」として防災を考えられるように意識して授業を組み立てました。さらに、海外で起きた地震のニュース映像も活用し、「地震はいつ、どこで起きるかわからない」ということを伝えました。真剣な表情で映像を見る生徒たちのあいだには、「自分だったらどうするか」と考える空気が自然に生まれ、教室全体に緊張感と学びの集中が広がっていました。

02|Thinking ―考えることで“学び”が深まる―

授業では、映像を見たあとに「自分たちに何ができるか」を考える時間を設けました。 ただ知識を詰め込むのではなく、自分たちの日常生活と結びつけながら考えられるようにしています。 発表は、伝承館での学びを経て、自分たちの言葉でまとめていく予定です。 生徒たちには「防災」=「知識」ではなく、「命を守る行動」につなげてほしいと思っています。

03|Learning Tools ー“考える力”を支えるー

ICTの環境も整ってきているため、タブレットを使って防災に関する映像や資料にアクセスできたり、ワークシートや発表の雛形のようなものがあると、生徒たちが「何をどうまとめるか」の見通しが立ちやすくなります。 こうしたツールを活用することで、授業でも取り組みやすくなり、学びが一層深まると感じています。 伝承館のホームページからダウンロードできる事前学習教材も、その一つの有効な手立てだと思います。 今後は、こうした教材を積極的に取り入れながら、生徒たちの主体的な学びにつなげていきたいと考えています。

04|Action ―学びを“行動”につなげる―

最終的な目標は、生徒たちが「自分だったらどうするか」「自分にできることは何か」を、自分の言葉で発信できるようになることです。 地元の方々の思いや、震災を経験した人たちの声にも触れながら、「命」と向き合う時間にしてもらいたいと思っています。 こうした学びを通して、生徒一人ひとりの中に、“命の大切さ”と“自分の未来を生きる力”が育っていくことを信じています。
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映像編

私たちの震災学習

福島市立福島第三中学校 1年生
学習プログラム
1日の流れ
09:30
学校出発
11:00
伝承館 語り部講話
11:50
昼食
12:30
フィールドワーク
13:45
伝承館 展示見学
あの日から、今
―私たちの震災学習―
〜2011年の東日本大震災・原子力災害を学びに行く〜

距離を超えて
つながる学び

猪苗代町立猪苗代中学校 2年生
学習プログラム
1日の流れ
08:30
学校出発
10:30
伝承館 語り部講話
11:20
昼食
12:15
伝承館 展示見学
13:25
フィールドワーク
距離を超えてつながる学び
―心に届いた言葉を、未来へ手渡すために―
〜2011年の東日本大震災・原子力災害を学びに行く〜

自分ごととして
考えられた

相馬市立中村第一中学校 1年生
学習プログラム
1日の流れ
08:00
学校出発
09:00
伝承館 展示見学
10:00
伝承館 語り部講話
11:00
フィールドワーク
12:00
昼食
「震災を知らない私たちが“自分ごと”として考えた日」
〜2011年の東日本大震災・原子力災害を学びに行く〜