可視光通信による水中モニタリングの実証実験

■実施日:2023年3月15日~3月17日
■実施者:株式会社水龍堂、東京農工大学
■使用施設:水没市街地フィールド

【試験内容】

水没市街地フィールドにて、遠隔操縦型無人探査機(ROV)を用いて、株式会社水龍堂と東京農工大学が共同で開発中の光通信モジュールの水中における通信距離の信頼性試験が実施されました。
この光通信モジュールは水中で情報を光に乗せて通信することができます。
これまでは、水中ではケーブルなどの有線や送受信できる情報の容量が小さい音響通信しか通信方法がありませんでした。
従来の通信方法に代わり、水中で大容量の通信が可能になることを目標として、本機の開発が進められています。
この試験では、濁水中での通信可能な最長距離が確認されました。
今後も様々な水域で実験を行い、必要なデータが収集される予定です。

 
遠隔操縦型無人探査機(ROV)           開発中の光通信モジュール


ROVにより撮影された濁水中の光通信モジュール