開館6周年特別企画「手話でつながる防災デー」開催しました

9月20日に開館6年を迎えた伝承館は特別企画「手話でつながる防災デー」を開催しました。

手話通訳付き語り部講話

いわき市の大谷さんが東日本大震災の津波で九死に一生を得た経験を伝えました。最近の豪雨などの自然災害に絡め「自分の命は誰も守ってくれないんです。自分で守ってください!」と訴えました。

手話通訳士の江尻さん、滝田さんが大谷さんの語り部講話を通訳しました。

津波に遭遇した際に目の当たりにした「海の底」など、大谷さんが体験した過酷な状況を手話にすることの大変さを語っていました。

 

手話でつながるワークショップ

震災を経験したろう者の山中さん、高橋さんが講師を務めました。災害時にろう者が困ることを伝え、「重要な情報は音声だけではなく、文字・視覚情報でも発信するなど、情報格差をなくすことが大事」と訴えました。

その後、「大雨」、「助けて」、「一緒に避難しましょう」など、防災に関する手話を伝えました。

参加者は非常時に重要な手話を覚えようと、講師の方と一緒に手を動かしていました。

【災害時、ろう者が困ること】は下記のとおりです。

・防災無線、サイレン、ラジオが聞こえない。

・テレビに字幕がないか、リアルタイムの音声から遅れるため、重要な情報を見落としてしまうことがある。

・避難所での情報が音声中心で、すぐに把握できない。

・手話通訳者が非常時にすぐ来られるとは限らない。

・避難所などで呼び掛けに気付けない。夜間や混雑時は特に気付きにくい。食事や支援物資をもらい損ねることも。

伝承館職員と当館を巡る展示見学ツアー

開館6周年の特別企画として、9月23日まで、伝承館職員と当館を巡る展示見学ツアーを行っています。

初日の20日は小野副館長が約20名のお客様を案内しました。震災前の福島と原発の関わりについて紹介した後、津波の映像や、事故直後を再現した原発のジオラマなどの展示物の背景を解説。加えて、長期にわたる原子力災害の被害状況を伝えました。

時間は各日午後1時15分~1時間ほど。参加ご希望の方は5分前に受付に集合してください!