企業紹介記事

プランツラボラトリー株式会社

『福島から世界へ』

〜プットファームで野菜が作れない地域で野菜を作ることによって飢えのない世界を作る〜

「プットファームで世界を変える」

代表取締役

湯川敦之さん

貴社の事業について教えてください

プランツラボラトリーは、植物工場の企画設計を行っている会社です。プットファームとは農業で使われているビニールハウスと通常の堅牢なものを作る植物工場のいいところ取りをした植物工場のシステムになります。他と大きく違うところでは、簡易的に建てることができ、農地にも建てられるところが非常にメリットのある商品になってます。プットファームには3つのバリエーションがあります。ひとつ目は、平野部に建てる基本的なプットファーム。ふたつ目は、現在福島で試験中の降雪型のプットファーム。そして沖縄で実験をやっている耐強風型のプットファームです。さらに現在、福島で実証実験をしているものが、降雪型と耐強風型のいいところを組み合わせたもので、まさにいま実験をしているところです。これができることによって雪が降ろうが、強風が吹こうがどこでも野菜が作れる施設ができることになります。

福島県ではどのような活動をされているのでしょうか

当初は、雪が降る場所を探していました。船引町や川内村の両方で、雪の少ない実験と雪の多い実験をすることはできました。船引町では、イチゴの実証実験を行っています。川内村ではキクラゲとシイタケの実証実験を行っています。福島で作っているものなので、福島からイチゴの植物工場を普及させていきたいなと思っています。まずは、今年中にできれば福島で作ったイチゴを海外には輸出したいなと、おいしいイチゴを作れるようになってきたので、少し高価なイチゴはいけるんじゃないかなと思ってます。地域の農家さんにも手伝っていただいたりしています。今後の普及にあたっては農家さんと話しながらやっていこうと思っています。
福島で優秀な人材が集まったのは大きいですね。例えば建築関係などの人材などですね。みなさん農業を基本的に、なにかしら知ってる方が多いので、そういった意味では農業が受け入れてもらえる県民性なのかな、と。東京ですとそれほど農業をやっている方はいないので、そのあたりで、やはり農業のつらさとかを分かっている方が多いので非常に助かっています。

世界へ向けてのビジョンを教えてください

はじめから海外からの問い合わせが多かったので、野菜が獲れにくい赤道近くの国は獲れないので、そういった獲れない地域で野菜を作ることをやりたいです。うちのプットファームは外の環境に左右されない施設ですので、水と電気があればどこでも作れる、それが強みですね。近い将来、農地が不足していきます。その場合、横にはいけないので、上にいくしかないので、植物工場はかなり求められていくと思います。おそらく我々だけではすぐに課題解決を実現することはできないと思います。一気にはできないので、少しずつ植物工場が普及していけばいいかなとは思っています。
プットファームで、野菜が作れない地域で野菜を作り、飢えのない世界を作りたいです。

プランツラボラトリー株式会社

事業内容 植物工場に関する研究開発、植物工場に関するコンサルティング業務、農業資材の販売、卸売業務、農産物の販売、卸売業務
所在地 本社
〒107-0062 東京都港区南青山1-5-12
ウェブサイト https://www.plantslaboratory.com