福島イノベーション・コースト構想とは
「福島イノベーション・コースト構想」(イノベ構想)とは、2011年の東日本大震災および原子力災害により大きな被害を受けた福島県浜通り地域等(イノベ地域)の復興と、新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクトです。
廃炉、ロボット・ドローン、エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業、医療関連、航空宇宙の重点6分野を軸に、裾野の広い産業集積の形成に向けて、研究開発や実証、拠点整備、企業立地の促進、人材育成等の取組を進めています。
国・自治体・企業・大学等が連携し、研究開発から産業化、地域経済への波及までを一体的に推進することで、新たな産業と雇用を創出し、イノベ地域の自立的・持続的な産業発展につなげています。
目指していく姿
福島県浜通り地域等15市町村(イノベ地域)が、その強みや特色を生かして新しい技術やサービスを生み出し、裾野の広い産業集積を形成しながら、自立的で持続的な産業の発展を実現すること、そして、前例のない複合災害を乗り越え、人と企業が集い、日本・世界の社会課題を解決する先進地へと歩みを進め、世界が刮目する創造的復興を実現し、賑わいと活力のある地域へと発展することを目指してます。
※福島県浜通り地域等15市町村(イノベ地域) … いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村を指します。
福島イノベ構想を支える3つの柱
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あらゆるチャレンジが可能な地域
新しい挑戦に取り組める環境づくりを進めています。 -
地域の企業が主役
地域企業が中心となり、研究開発や実証の成果を事業展開につなげられるよう、環境整備を進めています。 -
構想を支える人材育成
次世代を担う若い世代や技術者の育成に貯り組んでいます。
取組を加速するための3つの視点
研究開発や実証の成果が蓄積され、企業の進出や新たな取組が広がる中で、こうした動きをさらなる地域の発展へと着実につなげていくことが重要です。
福島イノベ構想は、これまでの3つの柱に基づく取組を着実に進めながら、新たに「地域の稼ぎ」「日々の暮らし」「担い手の拡大」の視点を掛け合わせ、取組をさらに加速させていきます。
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地域の稼ぎ
地域の実情や時代の変化を踏まえつつ、地元企業の皆さまとも連携し、県内全域に広がるサプライチェーンを構築します。
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日々の暮らし
福島イノベ構想の成果を、住民の皆さまに「見える形」でお届けし、暮らしの利便性や安心の向上につなげます。
企業が地域の一員として、地域づくりや社会貢献に関わる取組を促進します。 -
担い手の拡大
次世代を担う人材育成を強化し、さらに、芸術・文化など地域ならではの魅力も発信。新たな活力を呼び込みます。
福島県浜通り地域等15市町村における特に力を入れたい産業の取組・特に解決したい課題例
「福島イノベーション・コースト構想等を踏まえた地域課題リスト」について
2025年6月の「福島イノベーション・コースト構想を基軸とした産業発展の青写真(復興庁・経済産業省・福島県)」の改定を踏まえ、福島県浜通り地域等15市町村(イノベ地域)における特に力を入れたい産業の取組・特に解決したい地域課題を示すため、一例として、「福島イノベーション・コースト構想等を踏まえた地域課題リスト(福島イノベ構想・地域課題リスト)」を取りまとめました。
自治体とも御相談いただきながら、イノベ構想重点6分野に係る取組を進める際の参考として御活用ください。
イノベ構想 重点分野
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廃炉
国内外の英知を集結した
技術開発
廃炉は30~40年かかると言われる先の長い取組です。遠隔技術等を開発して、高線量な環境下での作業の実現を目指します。 -
ロボット・ドローン
福島ロボットテストフィールドを
中核にロボット産業を集積
人口減少や高齢化等の課題先進地であるイノベ地域で、効率的な物流やインフラ点検、災害対応等を実現します。 -
エネルギー・環境・リサイクル
先進的な再生可能エネルギー・
リサイクル技術の確立
世界的に関心が高い持続可能な社会の実現に向けて、再生可能エネルギーを核とした産業の育成・集積を図っています。 -
農林水産業
ICTやロボット技術等を
活用した農林水産業の再生
イノベ地域の基幹産業である農林水産業の再生に向け、ICT技術の活用や担い手不足への対応を推進しています。 -
医療関連
技術開発支援を通じ
企業の販路を開拓
高齢化や医療・介護人材の不足が深刻なイノベ地域において、世界トップレベルの医療関連産業の集積を促進します。 -
航空宇宙
航空宇宙、次世代航空モビリティ
企業の集積・取引拡大を支援
イノベ地域への航空宇宙関連産業への参入を支援し、高付加価値産業として地域の稼ぐ力を高めます。
イノベ構想の実現に向けた取組
福島イノベーション・コースト構想推進機構(福島イノベ機構)では、以下の5本柱で、福島県からの受託・補助事業を中心にソフト面の取組を展開してます。
産業集積
イノベ地域で、新しい産業の集積や地域産業の復興を目指して、企業の進出を促進し、地元企業との交流やビジネスマッチングを進めています。
教育・人材育成
イノベ地域で行われる大学等の教育研究活動を活性化し、成果を地域に還元する取組を進めています。また、学校や企業、高等教育機関が連携してキャリア教育を実施し、イノベ地域の復興を担う志ある若者を育成していきます。
交流人口の拡大
イノベ地域に人を呼び込むために、魅力あるコンテンツづくりや大学への出前講義による理解促進などを通じて、多様な人々との関わりを広げています。
ふくしま12市町村移住支援センターの運営
福島県浜通り地域の12市町村の移住施策の支援と移住・安定の促進に向けた課題解決に取組んでいます。
情報発信
イノベ構想の認知度を向上させ、参画を促進するための様々な情報発信を行っています。
拠点施設の管理運営
イノベ構想の各拠点(福島ロボットテストフィールド、東日本大震災・原子力災害伝承館)を運営し、利活用について福島県内外にPRしています。