福島県浜通り地域等15市町村における特に力を入れたい産業の取組・特に解決したい課題例
「福島イノベーション・コースト構想等を踏まえた地域課題リストについて」
福島イノベーション・コースト構想は、2011年の東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等の産業回復のために、新たな産業基盤の構築を目指す構想です。
6つの重点分野(廃炉、ロボット・ドローン、エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業、医療関連、航空宇宙)を位置づけ、福島ロボットテストフィールド等の拠点整備を含めた主要プロジェクトの具体化に加え、産業集積の実現、教育・人材育成、交流人口の拡大等の取組を進めています。
2025年6月には、地元自治体や関係機関、関係省庁との議論を踏まえ、「福島イノベーション・コースト構想を基軸とした産業発展の青写真(復興庁・経済産業省・福島県)」を改定しました。
この改定青写真では、「地域の稼ぎ」、「日々の暮らし」等の新たな視点を追加し、イノベ構想重点6分野の目指すべき方向性や、地域コミュニティの一員として地域に密着した課題解決のイノベーションを後押しする等の方針を示しています。
(参考HP)福島イノベーション・コースト構想を基軸とした産業発展の青写真を改定しました (METI/経済産業省)
以上を踏まえ、浜通り地域等15市町村における特に力を入れたい産業の取組・特に解決したい地域課題を示すため、一例として、改定青写真や各自治体の復興計画、復興庁の「浜通り復興リビングラボ」等を参考に、「福島イノベーション・コースト構想等を踏まえた地域課題リスト(福島イノベ構想・地域課題リスト)」を取りまとめました。
また、浜通り地域等では、産業振興や地域課題の解決に資する取組を応援するための様々な支援制度もございます。
ぜひ、本リストを参考に、イノベ構想重点6分野に係る取組を御検討ください。
その際、個別の産業の取組や地域課題は、自治体ごとに多様であるため、関係する各自治体とよく御相談の上、制度の活用を御検討ください。
福島県浜通り地域等15市町村における特に力を入れたい産業の取組・特に解決したい課題例
「福島イノベーション・コースト構想等を踏まえた地域課題リスト」について(PDFはこちら)
浜通り地域等15市町村における特に力を入れたい産業の取組・特に解決したい課題(一例)
産業の取組の例
下記の産業の取組の例は、イノベ構想の重点6分野における特に力を入れたい産業の取組について、主に、改定青写真から一部を抽出し、再編成したものです。
浜通り地域等におけるイノベ構想重点6分野の産業振興のため、実証や社会実装が期待される取組の一例として御活用ください。
イノベ構想重点6分野①廃炉
- 廃炉関連の研究開発拠点を活用し、開発と実証を組み合わせた社会実装を目指す技術の導入
- 人が立ち入れない、高放射線量下など、過酷な環境で活用できる技術開発(計測・測定、分析、遠隔操作・機械設計、耐放射線性等)や実証・社会実装
イノベ構想重点6分野②ロボット・ドローン
- 新技術実装連携“絆”特区における、ドローン配送を活用した中山間地域等における物流・配送等の課題解消へのチャレンジなど、先行する技術開発を社会実装する上で課題を解決するための技術開発や規制緩和など、有利である条件を活かした実証・社会実装
- ロボットによる家庭、教育、福祉及び農林水産業をはじめとする地域産業への貢献やドローンによる配送等の実証・社会実装
- 福島ロボットテストフィールドやその周辺に集約している民間企業のリソースを活用した、新たな技術開発や実証・社会実装
イノベ構想重点6分野③エネルギー・環境・リサイクル
- 再生可能エネルギー等の環境に配慮したエネルギー源の実用化・事業化・裾野拡大に向けた取組や、まちづくり構想との連携した地域資源の活用・循環、エネルギーの地産地消・リサイクル等の実証・社会実装
- 森林資源や風況等、地域の強みを活用した再生可能エネルギーの導入、研究開発の促進や実証・社会実装
- 新技術実装連携“絆”特区を活用した関連規制の更なる合理化に資する技術開発や実証・社会実装
- 農業残渣等のアップサイクルに関する技術開発や実証・社会実装
イノベ構想重点6分野④農林水産業
- ICT等の先端技術を活用した高齢化・人材不足を解決するスマート農業・スマート林業、また、大規模農業・植物工場や食等に関する新技術の開発や実証・社会実装
- 持続可能な森林経営を実現するための、ICTを活用した森林管理技術、継続的な空間放射線量率のモニタリング調査等に資する技術の研究開発や実証・社会実装
- 水産業における、ICT・ドローン等を活用した漁業の効率化や養殖、新たな種苗生産・放流技術の開発・社会実装等、水産物の高鮮度・高付加価値化や販路拡大等の取組
イノベ構想重点6分野⑤医療関連
- 浜通り地域等における医療体制の課題解決に向け、デジタル技術等を活用し、地域住民にとって必要な医療提供体制を確保するための技術開発や実証・社会実装
- 県内にある研究機関、試験評価機関を活用した医療関連拠点との連携を促進する技術開発や実証・社会実装
- 医療関連の研究開発拠点を活用した、新技術の開発や実証・社会実装
イノベ構想重点6分野⑥航空宇宙
- 福島ロボットテストフィールドなどの実証施設を活用した、地元企業の技術力向上、製造基盤を活かした航空・宇宙産業の事業化や量産体制構築
- 航空機産業企業の高い技術力を活用した、住民の方々の生活の利便性向上に資する技術や実証・社会実装
地域課題の例
今後、より一層、住民の目線を第一に、地域で起きているイノベーションの成果を目に見える形で地域へと還元し、生活の利便性や安心して暮らせる生活環境の確保につなげていくことが重要です。事業等に取り組むに当たっては、避難指示の解除の時期等によって地域の状況は大きく異なり、中山間地域等の地域特性も様々であることに留意しなければなりません。また、全国的にも人口減少時代における生活環境の維持が課題となる中で、AIの活用を含めたDXの観点や、脱炭素社会に向けたGXの観点が浜通り地域等においても鍵となると考えられます。
そうした考えの下、下記の地域課題の例は、改定青写真や、各自治体の総合計画及び復興計画、復興庁の「浜通り復興リビングラボ」等で取り扱われている課題から一部を抽出し、再編成したものです。
物流・買い物
- 地域産業・日々の暮らしを支える物流網の再構築・効率化
- 住民の日々の暮らしにおける買い物等の生活環境の維持・向上(買い物弱者対策、安定供給体制の確立等)
医療・介護
- 医療サービス環境の維持・向上(医師・看護師等の医療人材の不足、診療日の少なさ、調剤薬局不足ヘの対応、救急医療体制の整備等)
- 健康づくりと介護予防の推進(フレイル予防やストレス・ヘルスチェック等)
地域交通
- 日々の暮らしにおける住民の域内・周辺の移動手段確保(既存公共交通の維持・再編、地域特性に応じたモビリティサービスの導入等)
- 観光地と中心市街地を結ぶ広域的な交通ネットワークの形成・利便性向上
防災・防犯・災害に強いまちづくり
- 地域資源の強みを活かした再生可能エネルギー等の活用
- デジタル技術等を活用したコミュニティや防災体制の構築
- 老朽化した地域内インフラ(道路、橋梁等)の維持・管理・点検等
- 避難指示解除地域における防犯や災害対応、地域防災等の機能(見回り・消防団活動等)
除草・環境美化
- 荒廃した宅地、空き地や未利用公有地、道路路肩の雑草対策における低コスト・高効率な手法の導入(交通支障、景観悪化対策)
有害鳥獣対策
- 有害鳥獣(サル、イノシシ、クマ等)による農作物や生活環境への被害対策
森林管理
- 避難指示解除区域等におけるロボット・ドローン・衛星利用等による森林整備・利活用促進
農林水産関連
- 1次産業の利益率向上や規格外野菜等の有効活用等(6次産業化の推進等)
- 農業水利施設の維持管理体制や農林水産業における水管理機能等の効率化
- 安全性のPRやブランド化による新たな流通創出等を通じた販売価格の向上や販路拡大
教育・人材育成
- 小中高生等、地域住民を対象とした地域の特性や課題を踏まえた教育環境の充実
- 市町村や地域の企業等と連携した地域に根付く人材の育成(インターンシップ等の実施)
- 福島国際研究教育機構(F-REI)等の研究者や国際的な人材と連携した新しい産業の創出
関連資料・各市町村の復興計画等及びお問い合わせ先
関連資料
福島イノベーション・コースト構想を基軸とした産業発展の青写真
本文:
https://www.meti.go.jp/earthquake/smb/20250606_innovation-honbun.pdf
概要:
https://www.meti.go.jp/earthquake/smb/20250606_innovation-gaiyou.pdf
国家戦略特区(新技術実装連携“絆”特区)に係る福島県の取組
福島県と長崎県は、ドローンを利用した物資配送や水素社会の実現など、新技術の実装に連携して取り組んでいくため、令和6年6月4日、国家戦略特区に指定されました。福島県では、東日本大震災と原発事故からの復興と地方創生に向けて、「福島イノベーション・コースト構想」の6つの重点分野を中心に、幅広い分野で必要な規制改革に取り組むこととしています。
(参考)福島県HP:
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11025a/kokusentoc.html
各市町村の復興計画等及びお問い合わせ先
浜通り地域等15市町村のHP及び復興計画等と連絡先
※メールアドレスについては★を@に変えて御連絡いただくようお願いいたします。
いわき市
いわき市のHP
お問い合わせ先
①廃炉、ロボット・ドローン、航空宇宙関係
担当課:いわき市産業振興部産業みらい課
電話番号:0246-22-1142
メールアドレス:sangyomirai★city.iwaki.lg.jp
②エネルギー・環境・リサイクル関係
担当課:いわき市産業振興部産業みらい課
電話番号:0246-22-1142
メールアドレス:sangyomirai★city.iwaki.lg.jp
担当課:いわき市生活環境部環境企画課
電話番号:0246-22-7528
メールアドレス:kankyokikaku★city.iwaki.lg.jp
③農林水産業関係
担当課:いわき市農林水産部農業振興課
電話番号:0246-22-7470
メールアドレス:nogyoshinko★city.iwaki.lg.jp
担当課:いわき市農林水産部林業振興課
電話番号:0246-22-1181
メールアドレス:ringyoshinko★city.iwaki.lg.jp
担当課:いわき市農林水産部水産振興課
電話番号:0246-22-7487
メールアドレス:suisanshinko★city.iwaki.lg.jp
④医療関連
担当課:いわき市産業振興部産業みらい課
電話番号:0246-22-1142
メールアドレス:sangyomirai★city.iwaki.lg.jp
担当課:いわき市保健福祉部医療対策課
電話番号:0246-27-8572
メールアドレス:iryotaisaku★city.iwaki.lg.jp
田村市
田村市のHP及び復興計画等
お問い合わせ先
担当課:田村市総務部企画調整課
電話番号:0247-61-7615
メールアドレス:kikaku★city.tamura.lg.jp
南相馬市
南相馬市のHP及び復興計画等
お問い合わせ先
担当課:南相馬市復興企画部イノベーション政策課
電話番号:0244-24-5406
メールアドレス:innovation★city.minamisoma.lg.jp
川俣町
川俣町のHP及び復興計画等
お問い合わせ
担当課:川俣町政策推進課
電話番号:024-566-2111
メールアドレス:seisaku★town.kawamata.lg.jp
広野町
広野町のHP及び復興計画等
お問い合わせ
担当課:広野町復興企画課
電話番号:0240-27-1251
メールアドレス:
hukkoukikaku★town.hirono.fukushima.jp
楢葉町
楢葉町のHP及び復興計画等
お問い合わせ
担当課:楢葉町政策企画課
電話番号:0240-23-6103
メールアドレス:kikaku-n★town.naraha.lg.jp
富岡町
富岡町のHP及び復興計画等
お問い合わせ先
担当課:富岡町企画課
電話番号:0240-22-2111(代表)
メールアドレス:tom0200-0★tomioka-town.jp
川内村
川内村のHP及び復興計画等
お問い合わせ先
担当課:川内村総務課企画政策係(とりまとめ課)
電話番号:0240-38-2111
メールアドレス:kikaku★vill.kawauchi.lg.jp
大熊町
大熊町のHP及び復興計画等
お問い合わせ先
担当課:大熊町企画調整課
電話番号:0240-23-7584
メールアドレス:kikakuchosei★town.okuma.fukushima.jp
双葉町
双葉町のHP及び復興計画等
お問い合わせ先
担当課:双葉町復興推進課
電話番号:0240-33-0127
メールアドレス:fukko★town.fukushima-futaba.lg.jp
浪江町
浪江町のHP及び復興計画等
お問い合わせ先
担当課:浪江町企画財政課企画調整係
電話番号:0240-34-0240
メールアドレス:namie12010★town.namie.lg.jp
葛尾村
葛尾村のHP及び復興計画等
お問い合わせ先
担当課:葛尾村復興推進室
電話番号:0240-23-5200
メールアドレス:hukkoutaisaku★vill.katsurao.lg.jp
新地町
新地町のHP
お問い合わせ先
担当課:新地町企画政策課
電話番号:0244-62-2112
メールアドレス:kikaku★town.shinchi.lg.jp
飯舘村
飯舘村のHP及び復興計画等
お問い合わせ先
担当課:飯舘村村づくり推進課
電話番号:0244-42-1613
メールアドレス:kikaku★vill.iitate.fukushima.jp