企業紹介記事

株式会社タジマモーターコーポレーション

『福島から世界へ』

〜電気自動車・燃料電池車・環境に優しい車で地球温暖化を止めたい〜

「電気自動車で地球温暖化を止める」

代表取締役・会長兼社長・CEO

田嶋伸博さん

貴社の事業について教えてください

全てが”世界一。とにかく”世界一”というのが我々のスローガンです。世界一の製品を作ろう。もしモータースポーツをやるなら世界チャンピオンになろう。「世界一になりたい」それが我々の目指す目標です。私どもは元々モータースポーツを中心にやってきた会社です。モビリティ周辺、全般的なものをやっています。一番の強みは「スピード」だと思っています。大手メーカーがやりづらいところ、大量ではなくて少量でも色々な方々に高付加価値のサービスを提供できる車ですとか、あるいはお年寄りがちょっと出かける車ですとか、私たちの会社でいうピンキリの「キリ」の方の車です。もう一方は世界最速のスポーツカーです。「ピン」の方です。真ん中は大手自動車メーカーにお任せをして、「ピン」と「キリ」を私たちがサービスさせていただくというのが我が社の特徴です。

福島ではどういう開発をしているか教えてください

まず福島の中小企業の方々でも車が作れるようになれないか、ということを考えました。福島のみなさんに雇用の場、それから車を作るという新しい事業、この2つを一緒に実現できないかなと考えたときに、大手自動車メーカーがやっているような製造方法だと中小企業には無理なんですね。設備投資もそうですし、それと要求される台数がものすごく大きいものですから。今レーシングカーを作っている技術で、少量でも大きな投資をしなくても、車が作れる方法がないか?ということで開発しています。中小企業の設備で作れる車を我々がデザインし、開発をして、そして今後、福島の中小企業の方々に部品を納めていただく。私たちが完成車にしていくというそういう役割を福島の方々とやっていきたいと思っています。本当にテストする場所というのは非常に大事でして、机上でシミュレーションはできるんですね。
人間が感じてきもちいいとか楽しいとか、こういうものはシミュレーションではわからない。だからどうしても実車で実際に走るというシーンが必要なときに、ロボットテストフィールドという場所に出会って、我々としては非常に喜んで、今も実験をさせていただいています。福島発の車は南相馬のロボットテストフィールドを通して間も無く完成するという状況です。

電気自動車への想いを教えてください

電気自動車だからこそできる可能性というのがあると思います。わたしは40年モータースポーツやっていますが、ガソリン内燃機関でいろんな経験を積んだんですけども、まったく違う可能性が電気自動車にはあるんですね。電気自動車は一瞬で最高のトルクが出たり、一瞬で制御ができるんです。電気自動車の可能性というのは、環境という問題でもこれから大切だと。我々は地球温暖化を止めようという運動をしていますが、もう一方ではこれまでのモビリティではできなかった、ありえないような可能性を秘めているということ。内燃機関では絶対できないことが電気自動車だったらあっという間にできるという可能性があります。これを実験や開発をしているなかで発見するわけです。本当にワクワクドキドキですね。最高にいまは楽しいです。

株式会社タジマモーターコーポレーション

所在地 本社
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