【5月5日】双葉町から避難の歌手がコンサート。「もしもピアノが弾けたなら」などを披露…西田敏行さんと縁

東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)は令和7(2025)年5月5日(月・祝)、双葉町から県外に避難している歌手、守家文子(もりいえ・あやこ)さんによる歌謡コンサートを開催します。
当館で開催中の「西田敏行さんと震災復興の歩みパネル展」に合わせた企画で、西田さんと縁のある守家さんが西田さんの代表曲「もしもピアノが弾けたなら」などを姉妹で披露します。
守家さんは「あやこ」の歌手名でプロとして活動されていますが、今回は西田さんへの感謝を込め、妹さんとともにボランティアでの出演となります。

概 要 

守家文子さんは昭和33(1958)年福島県双葉町生まれ。平成12(2000)年に妹の城下和子(しろした・かずこ)さんと出場したカラオケ大会で、「もしもピアノが弾けたなら」を歌い優勝した経験があります。

東京電力福島第一原発事故で埼玉県加須市に避難した際、避難所の旧騎西高校を訪れた西田さん本人の「もしもピアノが弾けたなら」を聴き、「がんばっぺよ。必ず双葉に戻れるから」と激励を受けました。

双葉町の自宅は現在も帰還困難区域で、茨城県つくば市に避難しながら、昨年2月に念願だった歌手デビューを果たしました。今回のコンサートを通じ、震災と原発事故後、西田さんが福島を応援し続けてくださったことへの感謝や、ふるさとの現状、前を向く姿を発信したいと願っています。

 

名 称:西田さんパネル展特別企画 ミニコンサート

日 時:令和7年5月5日(月・祝)※午前・午後の2回公演、各回30分

①午前11時30分~ ②午後2時30分~

場 所:伝承館1階エントランスホール

主 催:公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構 東日本大震災・原子力災害伝承館

出 演:守家文子さん、城下和子さん

内 容:西田敏行さんの「もしもピアノが弾けたなら」、「あの街に生まれて」を含む5曲程度を姉妹で披露

料 金:無料

来館者のお問い合わせ先:電話0240‐23‐4402 

備 考:4月18日(金)から5月11日(日)まで、当館1階エントランスホールで「西田敏行さんと震災復興の歩みパネル展」を開催中