伝承館「フィールドワーク」、英語版を導入
東日本大震災・原子力災害伝承館はバスで被災地を巡る団体向け研修メニュー「フィールドワーク」について、2025年9月1日(月)から英語版を導入します。震災と原子力災害という未曽有の複合災害と被災地の現状について、講師が直接、英語でガイドします。
本日から英語版の予約受け付けを開始しました。
1 内容
①フィールドワークとは
フィールドワークは当館の防災・減災に向けた研修プログラムの一環で、双葉町や浪江町の被災地をバスで約20㎞走り、各地の現
状を見ていただく所要1時間のメニューです。講師が同乗し、津波被災や東京電力福島第一原子力発電所事故による避難の状況などを説明します。
②課題
これまで、海外のお客様には、先方の依頼した通訳者を介してガイドを実施してきました。講師の説明をリアルタイムで訳すには震災、原発事故などについての知識や被災地域の土地勘が必要となります。専門用語なども多く、通訳に時間がかかり、時間内で伝える内容が半分程度になることや、通訳を手配できず断念する場合もありました。
③講師が直接英語でガイド
英語版フィールドワークは、地域通訳案内士の資格を持つ講師が直接、被災地を英語で案内します。英語版の導入により、海外からの団体客の受講希望に対応できます。
2 予約方法、研修料金
①予約方法
日本の旅行会社等を通じて当館ホームページ「団体予約受付」から申し込みを受け付けます。本日から英語版フィールドワークの予約受付を開始しました(9月1日から対応可能)。
・伝承館「団体予約受付」ページ 団体予約受付 – 東日本大震災・原子力災害伝承館
・来館予約申込書か、予約システムの備考欄に「フィールドワーク英語版 希望」とご記入ください。
②英語版フィールドワークの料金
・20名以上の団体の場合
1人当たり 一般1,500円、小中高750円
・20名に満たないグループの場合
1グループ当たり 一般3万円、小中高1万5千円
※日本語版の料金
・20名以上の団体の場合
1人当たり 一般1,000円、小中高500円
・20名に満たないグループの場合
1グループ当たり 一般2万円、小中高1万円
※英語版、日本語版いずれも別途入館料(一般600円、20名以上の団体は480円。小中高300円、団体240円)が必要です。
3 その他
バスはお客様に手配していただきます。なお、国から運送業の許可を得ている事業用自動車(緑ナンバー、営業ナンバーの車両)に限り実施可能です。