【2026年1月10日~25日】高知で出張展を初開催。南海トラフに備え教訓発信【1月10日、17日】語り部講話を実施
東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)は2026年1月10日(土)から1月25 日(日)まで、高知県の高知市文化プラザかるぽーとで出張展「東日本大震災による福島の複合災害を伝える」を開催します。四国地方では初の展示会です。
1月10日(土)と17日(土)に津波や東京電力福島第一原発事故の被災体験を伝える語り部講話も行います。
西日本では南海トラフ巨大地震が懸念されています。自然災害の発生を防ぐことはできませんが、過去の災害に学び、被害を抑えることはできます。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故という未曽有の複合被害の実態及び教訓の発信が、災害への備えを見直すきっかけとなることを願っています。
【展示例:いずれも写真パネル】
・東日本大震災の津波で流され、横転した列車(写真左)。津波の威力を物語る。
・沿岸部での行方不明者捜索。撮影日は地震・津波発生の1カ月以上も後の2011年4月14日で、
東京電力福島第一原発事故により発災直後には捜索できなかったことが伝わる。
出張展の目的
本出張展は会場の構成を
(1)地球は生きている(2)津波の驚異(3)技術と想定外(4)未来の災害に向けて――の4つに分け、 解説・写真パネル約50枚、原発事故の帰還困難区域に設置されていた看板などの実物約20点、津波などに関する映像3点程を展示します。
最大の見どころは、東日本大震災の被災地で収集された物品や当時撮影された写真など、「事実・実際・現地」を示す展示です。観覧者にとって、当時の状況や福島の現状などを理解する一助となります。
また、1月10日と17日の語り部講話において被災体験を聴くことで震災を「自分事」として捉え、防災・減災について考えるきっかけとしてもらい、防災意識向上につなげます。
概要
主催:(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構 東日本大震災・原子力災害伝承館
後援:高知県、高知市、南国市、土佐市、香南市、香美市
名称:出張展「東日本大震災による福島の複合災害を伝える」
期間:2026年1月10日(土)~1月25日(日)
時間:午前9時~午後6時30分 ※最終日の25日は正午まで
会場:高知市文化プラザかるぽーと7階第3展示室
〒781-9529 高知市九反田2-1
料金:無料
震災語り部講話
日時:
1月10日(土)①午前10時~午前11時 ②午後2時~午後3時
※①と②は同じ講話内容です。
1月17日(土)①午前10時~午前11時 ②午後2時~午後3時
※①と②は同じ講話内容です。
会場:高知市文化プラザかるぽーと9階特別学習室
料金:無料
・伝承館の語り部2名が東日本大震災で被災した経験を語ります。地震、津波、原発事故が起きたとき、どのような状況になっていたのか。生の言葉で伝えます。

