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【活動報告】令和8年度 「 スタートアップ創出事業第1回スタートアップツアー」を開催しました

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福島イノベ機構では、7月23日(木)~24日(金)の1泊2日で、「ロボット・ドローン、廃炉/その他分野(航空宇宙、農林水産業等)」を視察テーマとした令和8年度「スタートアップ創出事業 第1回スタートアップツアー」を開催しました。今回は、より多くの方にご参加いただけるよう、初めて日帰り参加を募集しました。イノベ地域ならではの施設や先行進出企業、スタートアップ支援機関などを訪問し、地域の魅力や挑戦について学びました。参加者からは、「この地域の人と関わりながら仕事をしていきたい」「投資先の候補として提案したい」といった声が寄せられました。

 

当日の様子を写真とともにご紹介します。

【第1回スタートアップツアーの様子】

(1日目)

■福島ロボットテストフィールド/南相馬市

世界でも類を見ない実証環境を備えた福島ロボットテストフィールドを見学しました。「大規模な試験場と設備の質の高さが印象的だった」「今後、自動運転車両の実証実験を行いたい」といった声が寄せられました。

人型重機ロボットはJR西日本のメンテナンス現場で活躍
前方の建物で、ドローン飛行訓練等、様々な実証が行える

小高パイオニアヴィレッジ/南相馬市

同施設を運営するOWB株式会社は、「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」をミッションに掲げ、今年7月7日には一風堂とタイアップしたラーメン店をオープンしました。「行列のできるお店で、人の流れを創る」と、その時々のニーズに応える事業を生み出し続ける和田代表の姿に、参加者からは「ゼロからのスタートで、課題解決とコミュニティ拡大への熱い思いを感じた」「自分も挑戦してみたいと思った」といった声が寄せられました。

宿泊可能なコワーキングスペース・小高パイオニアヴィレッジ
OWB代表の和田氏の心に響くお話し

株式会社菊池製作所 南相馬工場/南相馬市

「このワゴンの上に、ドローン1機分のパーツ120個以上があります」など、試作・評価・量産まで一貫して行える体制を実物とともに見学しました。マッスルスーツ製造会社イノフィスの社長様からは直接ご説明をいただき、試着体験も。「電気を使わない人工筋肉パワーのサポート力に驚いた」「着用してみて効果を実感した」「さっそくアマゾンで購入しました」など、見て触れて実感できる有意義な時間となりました。

試作・評価・量産まで一貫体制の説明
マッスルスーツの試着体験で、その場で購入する人も現れました

株式会社ぷくぷく醸造/南相馬市

古民家をリノベーションした自社蔵で、そこに棲む酵母菌とのかけ合わせにより、同じものが二つとない一期一会の酒造りを行うクラフトSAKE蔵です。「異文化との境界線を溶かした日本酒」をコンセプトに、日本酒とクラフトビールを掛け合わせたホップサケや、お米の個性を生かしたどぶろくなど、伝統に自由な発想を重ねた酒造りが魅力です。「作り手の町への想いを感じた」「日本酒はそれほど好きではなかったが、どぶろくの美味しさに痺れた」など、日本酒になじみのない方からも多くの感動の声が上がりました。

この蔵の天然酵母でしか醸せないどぶろくの説明
造り手として、この町への想いをお話しいただきました

■株式会社haccoba/南相馬市

ぷくぷく醸造のオーナーも立上げに参画した酒蔵です。美味しい夕食を囲みながら、参加者の皆さんはとても楽しそうにお話しされ、あっという間に時間が過ぎていきました。南相馬市小高と浪江町に酒蔵を構え、9月には東京・大手町ゲートビルディング内に内神田醸造所を開業予定。海外への輸出にも積極的に取り組み、海外での醸造も視野に入れています。

あちこちで話題が尽きない懇親会
民家をリノベーションし、醸造所と食事も楽しめる場所に

 

(2日目)

東京パワーテクノロジー福島テクニカルセンター/富岡町

廃炉作業に必要な技術・知識の習得や、技術者の育成・技能伝承を担う施設。人間が近づく前に現場を確認するロボット犬の操縦や、直接手で触れられないものをボックス内で操作する体験をさせていただきました。「テクノロジーの進化を間近で感じられた」「廃炉に向けての工夫が理解できた」など、廃炉に関わる仕事の大変さを実感する声が聞かれました。

直接触れないものもBOX内グローブで作業可能に
熟練者はアーム操作で折り鶴を折れるそう

東京電力廃炉資料館/富岡町

原発事故の経緯や現在進行中の廃炉作業について、映像や資料を通して学びました。「事故の詳細な過程を理解できた」「今どのような対策がなされているのかを知ることができた」など、改めて実感を深める声が聞かれました。

水素爆発が起きた経緯の説明
廃炉に向けた取り組みの説明

株式会社ReFruits/大熊町

未曽有の災害を経て表土を入れ替えた土地で、震災前は当地の名産品であったキウイの復活、そして国内最大規模の耕作面積を持つキウイ農家を目指す代表の原口さんにお話を伺いました。キウイは収穫まで3年かかるため今年度が初収穫の年となり、実は10月頃まで木につけたまま成熟させるそうです。今後は受粉に小型ドローンの活用を予定するなど、限られた人手の中で創意工夫を重ねながら運営されています。「実家の農業を継ぐか迷っていたが、今回の話を聞いて農業しかないと思えた」など、進路を決めるほど感動する参加者が現れました。

3年目にしてキウイが実り、秋に初収穫を迎える
水はけが良い土壌なので、土がドロドロにならない

大熊インキュベーションセンター/大熊町

大熊インキュベーションセンターは、2022年の避難指示解除後、旧・大野小学校をリノベーションしたスタートアップ支援拠点。木の温もりある校舎に最新設備とセキュリティを備え、月額3,000円のシェアオフィスと頼れるサポートスタッフが起業を後押しします。「復興への強い意志を感じた」「人が集まる場所になるまでの苦労を想像した」という声が多く聞かれました。

小学校をリノベーションしたコワーキングスペース
シェアオフィス会員は月額3,000円と起業家に優しい料金

株式会社ReNu  Industrie/大熊町

R5年度のスタートアップツアーに参加後、R7年度には創業支援事業Fukushima Tech Create(FTC)に採択、今年度(R8年度)は実用化補助金にも採択されるなど、着実にステージを重ねてこられた廃炉事業について代表の高橋様にご講演いただきました。イノベ地域で得られる事業機会や、地域に根差して事業を継続するために必要な人材の確保・育成、地域との関係構築についてのお話は、この地域への進出を検討する上で有益な情報でした。参加者からは「具体的な創業時の話しが伺えた」「イノベ地域ならではのステップアップの形だと感じた」などの感想が寄せられ、福島県とイノベ機構の支援を生の体験談として紹介いただく貴重な時間となりました。

廃炉分野で活躍しているイノベ機構 FTC事業アラムナイの高橋様 
海外の先端技術も取り入れた事業展開について紹介

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【総括・参加者の声】

今年で4年目となるスタートアップツアーでは、視察先をさらに厳選し、じっくり見て体験する時間を増やしました。テック系の参加者が多く、ロボットや技術系の施設では特に盛り上がりを見せていました。また、この地の熱量ある視察先に刺激を受けたという声が多く寄せられました。

今回は日帰りと1泊2日、それぞれのツアーに参加された皆さんの声を一部ご紹介します。

  • みなさん自ら地域を変えていくという熱意を感じ、自分も起業してやるぞ!というモチベーションにつながりました。
  • ネット等の発信だけでは熱量は伝わらないので、現地に行くことでしか伝わらない熱量を大切にしたいと思った。
  • 今後はこの地域の人と関わりながら活かせる仕事をしていきたいと思いました。
  • 今行っている事業の中で関われるところを探して行きたいと考えています!
  • 地域再生への強い情熱、そして原発事故のリアルな現状を「現場」で直接体感できた、大変密度の濃いツアーでした。
  • 投資先の拠点の候補の一つとして提案できると思いました!

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【お知らせ】

第2回スタートアップツアー

「航空宇宙、エネルギー・環境・リサイクル/その他:農林水産業等」を視察テーマに、

令和8年10月23日(金)~24日(土)に開催いたします。
現在参加者募集中(令和8年8月30日(日)23:59締切)。
ご関心のある方はこちらのURLからお申込みください。
→ https://www.fipo.or.jp/news/43919

【お問い合わせ先】

(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構
    産業集積部 事業創出支援課
    電話024-581-7045
メール:startup-tour@fipo.or.jp