伝承館常任研究員と「サイエンスコミュニケーター」3月14日「公開対談」。震災・原発事故後の「科学技術と福島」を考える

東日本大震災・原子力災害伝承館の青砥常任研究員が、様々な分野の専門家とともに震災後の「空白を考える」連続公開対談イベントの3回目を、令和5年3月14日(火)午後6時20分から、ふたば未来学園で開催します。

登壇者は東京都・お台場にある日本科学未来館の「サイエンスコミュニケーター」、池辺靖さんと竹下あすかさんで、今回、伝承館・青砥常任研究員との鼎談(ていだん)となります。

参加無料で当日のオンライン配信もあります。

申し込み締切は3月13日(月)まで。

定員:現地参加者は20人程度。オンライン配信に人数制限はありません。

申し込み方法:次のオンライン専用フォームから申し込みを受け付けています。

専用フォーム: https://onl.bz/LcwEcnr

問い合わせ:伝承館事業課 電話 0240-23-4402

1 開催目的

あの日以来、私たちは科学技術と福島を切り離して考えることはできません。原発事故後、原発そのものや事故、放射線などに関するさまざまな情報や科学技術分野の専門用語が飛び交い、県民は戸惑いを感じることもありました。一方で、復興に向けた除染、廃炉、ロボット・航空宇宙分野という新しい産業の振興にも、科学技術は欠かせません。

日本科学未来館では、東日本大震災を契機に、科学コミュニケーション活動のあり方を変えたそうです。その変化とは、どのようなものでしょうか。鼎談を通じ、福島と日本の未来や、科学技術の在り方そのものについて、「サイエンスコミュニケーター」と一緒に考えます。

 登壇者

池辺靖 (いけべ・やすし)さん。日本科学未来館 科学コミュニケーション専門主任。1966年生まれ。大学・大学院にて物理学を専攻。宇宙物理学・高エネルギー天体物理学の分野で博士号取得後、理化学研究所、ドイツ・マックスプランク研究所、アメリカ・NASA / Goddard Space Flight CenterにてX線・γ線観測衛星のミッションに携わりながら研究に従事。2004年より現職。主な担当分野は地球環境、エネルギー、生物多様性など。3.11発生直後から、震災・原発事故についての情報発信・市民対話に取り組む。

竹下あすか(たけした・あすか)さん。日本科学未来館 科学コミュニケーター。1992年生まれ。2015年より大学にて農業用水中の放射性セシウムの動態を調査・研究し、採水のために度々福島県を訪れる。2018年大学院修了後、地方公務員を経て、2020年より現職。日本科学未来館ではこれまでに特別企画「震災と未来」展の展示制作や、新型コロナウイルスに関する情報発信などに取り組んできた。リスクコミュニケーションに興味があり、非常事態に向けて平時にはどんなコミュニケーションが必要なのか頭を悩ませている。

 詳 細

(1)主催:(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構 東日本大震災・原子力災害伝承館

共催:認定NPO法人カタリバ双葉拠点(福島県立ふたば未来学園中学校・高校内)

(2)名称:伝承と教育を考える連続公開対談「空白を考える」

日程:令和5年3月14日(火)午後6時20分~午後7時50分

会場:ふたば未来学園 地域協働スペース(双葉みらいラボ)

〒979-0408 福島県双葉郡広野町中央台一丁目6番地3

※当日はオンライン配信があり、参加申し込み者にURLが送られます。