「福島学カレッジ」最終報告会(中高生による研究成果の披露)1月21日開催 

「福島学カレッジ」の最終報告会を開催します。

 1 概要
名称:福島学カレッジ最終報告会「伝承館ユースフォーラム2024」&修了式
日時:令和6年1月21日(日)午前10時~午後1時
※1名(組)10分程度の研究発表。発表ごとの講評。最後に修了式
会場:東日本大震災・原子力災害伝承館1階研修室
住所 福島県双葉郡双葉町大字中野字高田39

登壇者:東日本大震災・原子力災害に関する研究に関心のある県内外の中高生13組

2 今回発表する研究の例
・新聞上で用いられる「汚染水」という概念が「処理水」に変化していった時期や背景、全国
紙・地元紙の差やその分量を明らかにし、いまも深刻に残る風評などの問題を抱える福島と
メディアの関係に迫る。

・東京と福島の高校生200名を対象に実施した意識調査をもとに、東日本大震災・福島第一
原発事故の直接的な記憶がほぼ無い世代の認識を明らかにし、その課題と可能性を探る。

・いまだ解決への道筋が見えない除染除去土壌の県外最終処分と再生利用。この賛否の議論は、
それ以前にそもそも認知度が極めて低い、最低限の科学的・政治的知見もわかりやすく提示
されていないといった課題とあいまって複雑化し、そこにおける人々の認識・態度の内実・
詳細は極めて曖昧なままに放置されている。この問題の解決期限とされる2045年を現役
世代として見据える福島県内の高校生世代はこの問題をいかに捉えるのか。賛否や、その知
識が及ぼす態度の変化を追いながら、解決への糸口を模索する。

3 審査
当館の開沼博上級研究員らが発表を審査し、最優秀賞・優秀賞等を表彰します。

4 観覧について
定員:先着40名、申込不要。