伝承館RA就任式について
東日本大震災・原子力災害伝承館のリサーチ・アドミニストレーター(伝承館RA)の就任式が令和7年6月11日、当館で行われました。伝承館の指定管理者である(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構の戸田光昭専務理事が福島大学名誉教授の荒井聡氏に委嘱状を交付しました。就任は4日付。任期は来年3月末までとなっています。
荒井氏は式後の取材に、「36年間の研究者としての経験を生かし、伝承館の若い研究員の力を最大限に引き出す。復興分野の研究は非常に多岐にわたるため、外部の研究者とのネットワークをしっかりと構築していきたい」と誓っていました。
高村昇館長があいさつし、研究機能の強化という伝承館RA設置の目的を説明。「外部の研究機関、大学との連携は途上です。さまざまな分野の研究者や伝承館の若手研究者とともに、果たすべきミッションに取り組んでください」と期待を込めました。
伝承館RAは研究活動をサポートする専門人材で、伝承館研究員への助言や研究の進捗管理、外部人材との連携や外部資金獲得に向けた支援などを担います。