今年度初、専門講座を実施しました
令和7年度初となる専門講座を6月27日に行い、高村昇館長(長崎大学原爆後障害医療研究所・教授)が 「福島におけるクライシスコミュニケーション・リスクコミュニケーションの経験」と題して講義しました。
高村館長は被ばく医療の専門家として、長崎原爆の被爆者に対する診療や、チョルノービリ原発事故被災地での医療支援を行ってきました。これらの知見をもとに、東京電力福島第一原発事故直後から福島県民に対し、放射線の基礎知識を解説し、原発事故後の福島で生活する上での疑問に答えてきた経験を伝えました。
このほか、展示見学や高村館長と受講者を交えたディスカッションを行いました。
【専門講座について】
専門講座は震災や原子力災害の専門家が、90分間の講義を行う団体向け研修プログラムです。期間中の希望日に、館内の展示見学とセットで実施します。
講師は高村昇館長(長崎大学教授)と上級研究員3名の計4名から1名を選択できます。
詳細はhttps://www.fipo.or.jp/lore/archives/6045 をご覧ください。