11月5日は「世界津波の日」「津波防災の日」  地震、津波、水害への対策を再確認しませんか

11月5日は「世界津波の日」です。

内閣府の津波防災特設サイトによりますと、日本をはじめとする142カ国の共同提案により、2015年の国連総会で制定されました。

日本では、東日本大震災が発生した2011年、法律で「津波防災の日」が制定されました。津波対策についての理解と関心を一層高めようと、全国各地で防災訓練や意識啓発の取り組みが実施されています。

当館は福島県双葉町の沿岸部にあり、屋上などから太平洋を眺めることができます。2011年3月11日、普段は穏やかな海が一変しました。当館には津波で潰れてしまった消防車両や基礎ごと流された郵便ポストなど、津波の威力を物語る展示物があります。

津波で甚大な被害を受けた福島県浪江町請戸地区出身の当館スタッフは、語り部講話で、「避難の情報が出たら、とにかく逃げてください」と、非常時の際の迅速な避難を呼びかけています。

当館は、震災と原子力災害の記憶や教訓を後世に伝え、防災につなげる施設です。「世界津波の日」、「津波防災の日」を契機に、地震や津波、水害などへの対策・心構えにつきまして、皆さまとともに考えていければ幸いです。