11/26 請戸小学校のピアノで浪江出身・吉田昂城氏がコンサート

日本ロータリー学友会(代表 柚木裕子氏)は11月26日(日)午前11時から、東日本大震災・原子力災害伝承館を会場にピアノコンサートを開催します。
浪江町出身のピアニスト吉田昂城(よしだこうき)氏が、東日本大震災の津波で被災した浪江町立請戸小学校のピアノを
演奏します。参加無料です。
吉田氏は中学生の時に東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故により浪江町から相馬地方に避難しました。その後ロータリークラブの支援がきっかけとなりオーストリアに留学。現在、日本を拠点に海外でも演奏活動を行っています。
「請戸小学校のピアノ」は東日本大震災・原子力災害伝承館が浪江町から寄託され、2021年より保管・展示しています。このたび、この演奏会に合わせ、浪江町が錆びついた弦の張替えを行いました。今回が張替え後初の演奏会となります。

 

1 名称
吉田昂城「未来への光☆コンサート」※プロフィールを 5 に記載

2 開催日、会場、料金
・令和5年11月26日(日) 午前11時~
・東日本大震災・原子力災害伝承館 1階エントランスホール
・無料

3 主催、開催趣旨
・日本ロータリー学友会は、福島県での全国総会開催(11 月 25 日、26 日)にあたり、震災後の支援への感謝の気持ちを伝え、全国の皆様に復興し、新生しつつある福島を観ていただくエクスカーションの中で伝承館、および請戸小学校を訪問することとした。また、この機会に、福島の未来へ希望の光が広がることを願い、浪江町出身の吉田氏による請戸小学校のピアノで演奏会を開催することとした。

4 使用されるピアノ
・浪江町立請戸小学校(現在、震災遺構)2 階音楽室で使用されていたピアノ。(浪江町請戸の熊川氏寄贈。ピアノは請戸小 2 階で 10cm ほど浸水し小学校内に残されていました。)
・張替え前の弦の展示を行う予定です。

5 <プロフィール> 吉田 昂城(よしだ こうき)氏
1995 年 福島県双葉郡浪江町生まれ。3歳よりピアノを始める。
2009 年 福島県ジュニアピアノコンクールの上級において最高賞の金賞受賞。
2011 年 東京電力福島第一原子力発電所事故により浪江町から県内避難
2012 年 17 歳よりロータリークラブから支援を受け、オーストリア・リンツのアントン・ブルックナー音楽大学へ入学。
2015 年 ウィーン国立音楽大学コンサートピアノ科に在籍。
2015 年 ポーランドで、パデレフスキーピアノアカデミーに参加。
優秀者記念演奏会にてトルン交響楽団とベートーベン作曲ピアノ協奏曲第 5 番「皇帝」を共演。
2018 年 日本奏楽コンクールにて第 2 位、並びに特別賞を受賞。
2020 年 ポルトガルの Coimbra world Piano Duo Competition において、第 1 位を受賞。副賞として指揮者 Jan Wierzba オーケストラ「Clássica do Centro in Coimbra」とバッハの「二台ピアノの為のピアノ協奏曲BWV1060」を共演。このコンサートの演奏は、ポルトガルの国営放送により放送された。